💬 よくある質問

検討中の方から実際によく出る質問をまとめました。回答は一般的な情報と経験者の声にもとづく目安です。最終的な判断は必ず歯科医師にご相談ください。

お金のこと

費用はいくらかかりますか?

自由診療のため医院ごとに異なりますが、片顎で約200万〜400万円、上下両顎で約400万〜800万円が中心的な相場です。最終ブリッジの素材(レジン系かジルコニアか)で数十万〜百万円以上変わります。静脈内鎮静・骨造成・ナイトガードなどが別料金の医院もあるので、「総額に何が含まれるか」の確認が最重要です。

「片顎100万円」という広告を見ました。本当ですか?

相場より大幅に安い場合、検査費・仮歯・最終ブリッジ・保証などが含まれていない可能性があります。表示価格だけで判断せず、最終ブリッジ装着までの総額を書面で確認してください。安さだけで選んで設計・調整が不十分だった、という後悔例も報告されています。

健康保険は使えますか?

原則使えません(先天的な疾患や事故などの例外を除く)。ただし医療費控除の対象になるのが一般的で、確定申告をすれば所得に応じて税金が戻ります。数百万円の治療では数十万円規模の軽減になることもあるので、必ず申告しましょう。通院の公共交通費も対象で、過去5年分まで遡って申告できます。

一括では払えません。分割はできますか?

多くの医院がデンタルローン(実質年率3〜8%程度)に対応しており、最長120回超の分割が可能な例もあります。250万〜300万円を120回払いにすると月々2万〜3.2万円程度が目安です。ローンで支払った場合も医療費控除の対象になります。金利を含めた総支払額で比較しましょう。

治療後もお金はかかりますか?

かかります。3〜6か月ごとの定期メンテナンスが1回5,000〜15,000円程度(年間2〜6万円目安)。さらに長期では、ブリッジ(上部構造)は消耗品のため、5〜10年で修理・作り直し(数十万円規模)の可能性があります。「入れて終わり」ではなく、生涯の維持費込みで考えるのが現実的です。

手術・痛みのこと

手術は痛いですか?

手術中は麻酔が効いているため痛みはほぼありません。多くの医院では静脈内鎮静法(点滴でうとうと眠ったような状態になる方法)を併用し、経験者からは「気づいたら終わっていた」という声が多く聞かれます。術後2〜3日は腫れ・痛みのピークがありますが、処方される鎮痛剤でコントロールできる程度が一般的です。

入院は必要ですか?手術は何時間かかりますか?

原則入院不要の日帰り手術です。手術自体は片顎で1〜2時間程度、上下同時なら3時間超になることもあります。静脈内鎮静を使った場合は当日の車の運転ができないため、帰りの交通手段は事前に考えておきましょう。

腫れはどのくらい続きますか?仕事はいつから?

腫れのピークは術後2〜3日で、1週間前後で落ち着くのが一般的です。経験者アンケートでは「腫れが思っていた以上だった」が最も多い「想定外」なので、大事な予定は術後1〜2週間は入れないのが無難です。仕事復帰はデスクワークで3日程度、接客業で5〜7日、肉体労働で1週間以上が目安とされます。

本当にその日のうちに歯が入るのですか?

多くの場合、手術当日に固定式の仮歯が入ります(即時荷重)。ただし骨の状態(初期固定)が不十分な場合は当日装着できないこともあります。また当日から何でも噛めるわけではありません。骨との結合を待つ3〜6か月の仮歯期間は食事制限があります。

生活のこと

食事はいつから普通にできますか?

おおよそ3段階です。①術後2日ほどはゼリーやスープなどの流動食、②その後1か月半ほどは「箸で切れる柔らかさ」(おかゆ、うどん、豆腐など)、③最終ブリッジ装着後(3〜6か月後)から普通の食事へ。仮歯期間中はせんべい・ナッツ・お餅などの硬いもの・粘るものは避けます。最終ブリッジ後は「アワビが噛めた」「生野菜が食べられるようになった」という声もあります。

しゃべりにくくなりませんか?

サ行・タ行・ラ行が一時的に発音しにくくなることがあります。数日〜2週間で慣れる人が多く、音読などの練習も有効です。2週間以上続く場合は人工歯の形の調整で改善することが多いので、我慢せず医院に相談を。まれに仮歯が厚く長期間しゃべりづらかったという例もあり、違和感は遠慮なく伝えて調整してもらうのが大切です。

見た目は自然ですか?顔の印象は変わりますか?

歯茎の部分まで一体で設計でき、仮歯の段階で見た目を確認・調整できます。「ほうれい線が薄くなった」「若くなったと言われた」という声がある一方、「想像と違った」という後悔例もあります。分かれ目は仮歯段階での擦り合わせです。写真を見せながら希望を伝え、納得いくまで調整してもらいましょう。

自分で取り外しできますか?

できません。ブリッジはネジで固定されており、入れ歯のように外して洗うものではありません。ただし歯科医院ではネジを外してブリッジを取り外せるため、修理や徹底的な清掃が可能です。「外れない」ことは日常の快適さであると同時に、ブリッジと歯茎の間の掃除が毎日の課題になるということでもあります。→ ケア用品ガイド

長持ち・メンテナンスのこと

何年もちますか?

インプラント体(骨の中の部分)は10〜20年以上が目安で、10年生存率90〜95%というデータが紹介されています。一方、ブリッジ(歯の部分)は消耗品で、素材により5〜10年で修理・作り直しの可能性があります。寿命を最も左右するのは毎日のケアと定期メンテナンスです。

インプラント周囲炎とは何ですか?

インプラントの周りの歯茎・骨に起きる、歯周病に似た炎症です。人工の歯は虫歯になりませんが、この周囲炎にはなります。自覚症状が乏しいまま進行し、オールオン4を失う最大の原因とされます。毎日のセルフケア(タフトブラシ・ウォーターフロッサー等)と定期メンテナンスで予防します。喫煙・糖尿病はリスクを大きく上げます。

メンテナンスには通わないとダメですか?

必須と考えてください。周囲炎の予防・早期発見に加え、多くの医院の保証制度は「定期メンテナンスの継続」が条件で、怠ると保証が無効になります。頻度は治療後しばらくは1〜4か月ごと、安定期で3〜6か月ごとが一般的です。

壊れたらどうなりますか?

人工歯の欠け・ネジのゆるみなどは医院で修理できますが、一体構造のため部分的な破損でも全体を外しての修理・再製作になる場合があります。歯ぎしり・食いしばりの強い人はナイトガード(就寝用マウスピース)で予防します。保証の範囲と条件(体とブリッジで年数が別なことが多い)を契約前に確認しておきましょう。

受けるかどうか迷っている

まだ自分の歯が何本か残っています。それでも受けるべきですか?

オールオン4は残っている歯をすべて抜くのが前提です。保存できる歯が多く残っている場合、基本的には第一選択になりません。部分的なインプラントや入れ歯との比較を含め、複数の医院で意見を聞くことを強くおすすめします。「リスクやデメリットも説明してくれる医院か」は、良い医院を見分ける大事なサインです。

年齢制限はありますか?30代・40代でも受けられますか?

下限は顎の骨の成長が完了する18〜20歳ごろ。上限はなく、全身状態が良ければ80〜90代の症例もあります。若い世代では重度の歯周病や事故などで選択するケースがあり、運営者自身も30代で上下のオールオン4を受けました。若いほど「その後の人生が長い」=メンテナンスと作り直しの回数が増えるため、長期の維持計画まで含めて医院と相談することが大切です。

タバコを吸っていますが受けられますか?

喫煙は骨結合の失敗とインプラント周囲炎の大きなリスク要因で、禁煙を条件とする医院が多くあります。少なくとも手術前後の禁煙は必須と考え、可能ならこれを機に禁煙を。正直に申告しないと、失敗リスクを自分で引き上げることになります。

クリニックはどう選べばいいですか?

共通して挙げられるポイントは、①CTでの精密診断とシミュレーション、②費用内訳の書面説明、③リスク・デメリットも正直に話すこと、④症例数と麻酔・技工体制、⑤保証とメンテナンス体制、⑥セカンドオピニオンを嫌がらないこと。同じ「オールオン4」でも医院・術者による差は大きい、というのが経験者の一致した実感です。カウンセリングで聞くことチェックリストを持って、2院以上を比較しましょう。

経験者に直接話を聞くことはできますか?

できます。当コミュニティでは月に一度の集まりをひらいており、検討中の方の参加・質問を歓迎しています。クリニックでは聞きにくいことこそ、利害のない経験者に聞いてみてください。

回答は一般的な情報のまとめであり、個々の状態に対する医学的助言ではありません。数値は目安です。診断・治療方針は必ず歯科医師にご確認ください。